2013年米プリツカー賞に伊東豊雄氏!日本人建築家が受賞!
建築界のノーベル賞ともいわれる米プリツカー賞の2013年受賞者
2013年のプリツカー賞は2010年以来の日本人建築家である伊東豊雄氏が受賞ました。日本人のプリツカー賞受賞者といえば、丹下健三氏、安藤忠雄氏が有名ですが、伊東豊雄氏は6人目の日本人受賞者になります。授賞理由は、「40年以上にわたり、傑出した建築物を生みだし、建築の持つ可能性を追求してきた」としています。
では、伊東豊雄氏の代表作をご紹介しましょう!
1.せんだいメディアテーク 2000年 宮城県仙台市
様々な形のチューブ状の柱がまるで海藻のように揺れながら7枚の薄い床を支えていると独特かつ特殊な構造が注目された作品。

PHOTO:伊東豊雄公式HPより
伊東豊雄氏、とうほく復興への想い
2.TOD’S表参道 2004年 東京都渋谷区
外壁は、表参道のケヤキ並木を模して、コンクリートで構造が作られています。コンクリートとガラスがシャープに織りなされています。

PHOTO:伊東豊雄公式HPより
Toyo Ito at Tod’s headquarter in Tokyo
3.福岡アイランドシティ中央公園中核施設ぐりんぐりん 2005年 福岡県福岡市
博多湾内の人工島であるアイランドシティ中央公園内の、緑の体験学習施設です。継ぎ目のない1枚のコンクリート面が、螺旋を描きながらなだらかな丘をつくっています。

PHOTO:伊東豊雄公式HPより
4.高雄国家体育場 2009年 台湾高雄市
龍の姿をあしらい曲がりくねった外観とともに、エコロジカルなデザインになっています。この体育館に必要なすべてのエネルギーは、屋根を覆ったソーラーパネルで充填することができます。

出典:Wikipedia
高雄ナショナルスタジアム – 生命力の持続可能なバランス
東日本大震災がおきてすぐに被災地へ仲間の建築家と共に行き、復興支援のための集会所「みんなの家」の建設に精力的に取り組んできました。2012年にはこのプロジェクトが評価され、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の金獅子賞を受賞しました。過去には高松宮殿下記念世界文化賞、RIBAゴールドメダルなどの数多く賞を受けています。今後の活躍に期待ですね!
最近のコメント